この味噌の上には塩を振ってからアルコールを含ませた和紙製の天ぷら用の敷紙を載せていました。この上に重石をしているとカビが生えることはほとんどありません。生えたとしても、縁のあたりにチョコッと生える程度です。でも、これは重石がなかったので、表面にびっしりと生えています。きっと、味噌の仕込みやカビに慣れていない人だと、この怖い状貌に恐れおののいて、ひょっとしたら廃棄処分になってしまうかもしれないですね。
でも、私は普段から「コウジカビ」を相手にしているので、「あら?この子たちはどこから来たのかな~?」って興味津々になるわけです。
まあ今回のカビたちは見るからに可愛くないので、今回はためらうことなく取り除きました。和紙を端をつまんで持ち上げると、カビの下からはキレイな味噌が姿を現します。上の写真の右端の写真がその様子です。
ちなみにこの投稿のトップにある写真は、みりんの搾り粕を落し蓋代わりに載せて重石をしなかったもの。アルコール分が低かったのかカビが生えましたが、こちらはお花のようでとても可愛いカビです。もちろん取り除きましたけど・・・。