さくらんぼで梅干しを作る レシピ 2020.08.08 海外在住のみなさんは、梅干しはどうされてますか?梅干しはなくても生きていけるけど、あればなんだか嬉しい、私にとってはそんな存在です。発酵をやっていると、基本的になんでも自分で作りたくなるわけですが、梅干しは昔から各家庭で作られていたもの(現在も)。梅と塩さえあれば作れるんですよね。でも海外在住だと、まず梅自体が手に入らないので、他の食材で代用しないといけません。よく見かけるのはアプリコットやミラベルの実で作るレシピ。でも、うちには誰も食べないSauerkirschの木があり、今年は大豊作でした。今年初めて、庭のSauerkirsch(酸っぱいサクランボ)で作ってみたところ、とても美味しくできたのでご紹介します。 材料 Sauerkirsch…1キロ塩…100~180g乾燥ハイビスカスの花赤しそ…15~20枚(適量)赤しそ用の塩…しその10% *乾燥ハイビスカスの花梅の酸味は主にクエン酸です。いくらSauerkirschだとはいえ、甘くないだけの話なので、クエン酸を補足するためにハイビスカスを入れました。単純にクエン酸でもいいと思います。 *赤しそ赤しそはなくてもできますが、あの香りがあったほうがよりホンモノの梅干しに近くなります。 Sauerkirsch(サワーチェリー) 乾燥ハイビスカスの花。今回はメキシコで買ったハマイカを使用 友人からお裾分けでいただいた赤しそを苗から育てた 作り方 さくらんぼを洗う。アルコール消毒した容器に塩を適量入れてさくらんぼとハイビスカスを適量入れ、塩・さくらんぼ・ハイビスカスを交互に入れていく。重石をして赤しそが手に入るまで漬けておく。赤しそを半量の塩で塩揉みして出てきた汁を捨てる。再度残りの半量の塩を足して、そこにさくらんぼ漬けの液体を少し足してからさらに揉んで汁を捨てる。下処理が済んだ赤しそをさくらんぼ漬けに混ぜる。赤しその香りが十分に移ったら(今回は10日くらい置いたかな)3日間干す。梅干し同様夜には取り込んでもいいけど、今回はそのまま三日三晩外で干しました。途中、時々さくらんぼを転がして干しムラができないように向きを変える。干した後は、そのままでも、また漬け汁に戻してもどちらでもいいと思います(私は戻しました)。 塩と交互に入れたあとは十分に水が上がってくるように重石をする。 天気予報を見て、3日間腫れる日に干す作業をする。 できあがり こちらどんなお味かというと、口に入れて食べ始めると「あ、梅干しだな」と思う味。味わいながら噛みしめて食べていくと「あれ、これさくらんぼだったんだね」と最後にはバレてしまう味。でも、美味しい。私はアプリコットでは作ったことがないので比較はできないですが、もしも庭にSauerkirsch(サワーチェリー)の木があるとか、友達の家の庭にあるのなら、ぜひ試してみてくださいね!